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あなたの文章は理解できない!

文章構造がジコチュー ―自分目線で書いたらアウト! 

会社設立にあたっては、法人の口座が必要です。
そこで、口座開設に必要な書類などをネットで調べてみました。

当社事務所のある新宿には、たくさんの銀行があります。
「どこの銀行にしようかな~」と、各社のサイト拝見。
もっともわかりにくかったサイトをご紹介します。

以下は、KTH銀行(仮称)の口座開設に関する説明文章です。

お客さまへのお願い

銀行では、「犯罪による収益の移転防止に関する法律」(以下、「犯罪収益移転防止法」といいます)により、(中略)「本人確認」を行うことが義務付けられております。

また、マネー・ローンダリング、テロ資金対策のための国際的な要請を受けて、2007年1月4日からは、法令により、(中略)「本人確認」が求められることとなりました。 ご理解のうえ、ご協力くださいますようお願い申しあげます。

  • (注)国際協力の観点から、「外国為替及び外国貿易法」においても同様の措置が講じられております
ご本人の確認
  1. お客さまが個人の場合
    (中略)
  2. お客さまが法人の場合
    次のそれぞれの事項につきまして確認させていただきます。
    (1)名称および本店または主たる事務所の所在地
    (2)法人の代表者などご来店された方(個人)の氏名、住所および生年月日
ご本人の確認が必要な取引

次の取引時に「本人確認」をさせていただくこととなります。

(中略)

ご本人および法人の代表者などご来店された方の確認方法ならびに提示していただく書類
【個人の場合】

(中略)

【法人の場合】

以下の書類により、法人の名称および本店または主たる事務所の所在地を確認させていただきます。なお、法人の代表者などご来店された方(個人)の氏名、住所および生年月日についても確認させていただきます。来店された方の本人確認書類は、【個人の場合】をご参照ください。

(1)登記事項証明書 (2)印鑑登録証明書 (3)官公庁から発行・発給された書類

(以下、略)

これを読んで、必要書類をすべてそろえて、KTH銀行(仮称)行ってきました!

 

ところが・・・ここに書かれていないもので、他にも必要な書類がたくさんありました。
結局、あれこれそろえて出直すことに。
・・・不親切すぎやしませんかー!!!

 

そもそも、情報の条件分岐が「ジコチュー」=自己中心的。自分勝手です。

「自社がお客様に対して言いたいこと」を基準に見出しを立て、
それぞれに、個人の場合と、法人の場合の説明を書いています。

でも、お客様にしてみれば、まず、個人と法人で条件分岐してほしいと思いませんか。
「個人であり、同時に法人」という口座は存在しえないわけですから、
個人の口座開設が目的であれば、個人に関する説明だけ読みたい。
法人の口座開設が目的であれば、法人に関する説明だけ読みたい。
当然のことではないでしょうか。

御社が「知らせたいこと」と、お客様が「知りたいこと」は、
必ずしも一致しない
のです。気をつけましょう。

 

イライラ度5

あいまい語 ―御社の仕事を増やしている原因かも

ある大学のホームページに、こんなことが書かれていました。

各種証明書取得案内

証明書がたくさん必要な方は、多めに切手を入れてください。

……「たくさん」は何通ですか?
「多めに」は、いくらくらい切手を入れればいいのでしょうか。

結局、大学に問い合わせなければならず、とってもメンドクサイです。

大学側も、仕事が増えますね。

 

一方で、私が卒業した大学は、こんな親切な説明でした。

  • 厳封あり証明書の郵送料
  厳封(和文証明書) 厳封(英文証明書)
定形※1
(長形3号)
定形外※2
(角形2号)
定形※1
(長形3号)
定形外※2
(角形2号)
1通 80円 120円 80円 120円
2通 90円 120円 90円 120円
3通 90円 120円 90円 140円

※速達をご希望の場合は、上記に270円を加えた額の切手を貼ってください。

定形※1 長形3号120mm×235mm
定形外※2 角形2号240mm×332mm

※簡易書留希望の場合は、上記に300円を加えた額の切手を貼ってください。
※申請者指定の様式による証明書の場合は上記の限りではありません。
※郵送料金が不足した場合は、返送できません。

  • 厳封なし証明書の郵送料

(以下、省略)

「郵便料金は、自分で調べなさい」は不親切です。
書類の重さがわからなければ、調べようがありません。
自分がひと手間かけて、相手の手間を省くことが大切ではないでしょうか。

イライラ度2

文章の「イライラ度」

評価項目別「イライラ度」

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