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文章の「イライラ度」チェック

無意識に使っている専門用語 ―お客様にはわかりません

ある会社のパンフレットに、こんなことが書かれていました。

変更手続きの際は、ご印鑑、会員証又は身分証明証を持参してください。

これを読むと、

「印鑑は持参しなくてはならない。そのほかに、会員証か身分証明証のどちらか一つも持参しなくてはならない」

つまり、2点持参する・・・・・・と解釈する人もいます。

 

でも、正しくは、

「印鑑、会員証、身分証明証」のどれか1点を持参すればよい

ということを意味します。
これは、次のルールに従って、解釈をした結果です。

  • 各名詞は「、」で結び、最後の名詞の前にのみ「又は」を置く。「又は」の前後には、「、」を打ってはならない
  • 動詞を列挙する場合は、動詞の連用形の後には「、」を打つルールがあるので、「又は」の前にも「、」を打つことになる
  • 「若しくは」は、「又は」とともに用いる場合でなければ用いることができない
  • 階層関係が3階以上になる場合は、「又は」は最も大きい大括弧の接続のみに用い、他の小括弧の接続には「若しくは」を用いる

『分かりやすい公用文の書き方 改訂版』(礒崎陽輔著/ぎょうせい)より

このルールは、法律や行政文書など、厳密さを要求される文書の決まりです。
専門家以外は、理解しにくい表現です。

 

もし、当社にエディット(編集)のご依頼をいただいたとしたら、次のように書き換えます!

変更手続きには、以下の3点のうち、どれか1点をお持ちください。

  1. 印鑑
  2. 会員証
  3. 身分証明証

こちらのほうが、誤解されないと思いませんか。

イライラ度2

文章の「イライラ度」

評価項目別「イライラ度」

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